ステロイドは使わない!アトピーはこうして治す 丹羽  正幸

著者は外科医の経歴です。
タイトルにはストロイドを使わないと書いているので、全く使わないのかなと思ったらそうでもないようです。アトピーの炎症に対するためにステロイドは有用だと書いてあります。保湿剤を使いながら、整体やサプリメントまたは漢方などを用いることによって体質を改善しようと目指しているようです。

私が疑問に思うのは、アトピーの標準療法はステロイドで炎症を改善させて弱い皮膚を保湿剤で保護することだから、その他の効果はどうなのでしょうか?
 

■著書の中で、ステロイド外用薬を使う重要性を書かれていますし、ストロイドを急に止める事の注意も書かれています。例えば、日本皮膚科学会の『アトピー性皮膚炎治療ガイドライン』が、太字で引用されています。
アトピー性皮膚炎は遺伝的素因も含んだ多病因性の疾患であり、疾患そのものを完治させうる薬物療法はない。よって対症療法を行うことが原則となる。(p42)

著者自身がわざわざ引用を載せている部分には、アトピーになる原因は遺伝もあるのだということが書かれています。この部分には、著者が言う体質の改善とは矛盾しないのでしょうか?
竹原和彦ドクターの『間違いだらけのアトピー治療』(新潮社)には、こう書かれています。

そもそも、体質とは「遺伝的によって生まれつき規定されている人間の体の性質」であり、漢方薬や健康食品によって遺伝的に規定されているものが変更できるわけではないのである。(p28)

 
■整体についてですが、著者が行っているのは『丹羽式生體(せいたい)』というもので、体の歪みやねじれを治し体質の改善をしようとするものです。
著者が考えるには、骨格の・筋肉のゆがみが筋肉への血流障害への原因となり、そうして血行不良になる(p143)というのです。
私自身の経験になるのですが、某整体術でアトピーの皮膚炎の原因は体の歪みだと言われて無視できない時間と費用を費やして最終的には歪みを改善しましたし、筋肉の疲労も緩和させましたが、結局は特には効果を感じませんでした。歪みが改善しても皮膚炎はなくなりませんでした。
体が歪んでいる人みんながアトピーになるのではありませんので、これは私の推測になるのですが、歪みの原因として考えられることの1つにはある箇所の皮膚が炎症を起こしているので、身体を普段日常生活で動かす際に無意識にその箇所を気遣いながらの動きになってしまい、バランスよく動けないのではないかと。つまりまず最初にアトピーができて、その次に身体が歪んだり筋肉が疲労するのではないかという推測もできると思います。

 
■他にもアトピー患者へのアドバイスとして、ビタミンCをたくさんとる、保湿剤を使うにしても天然成分のものを使うなどもあります。
ビタミンCについては私は分かりませんが、これも私の経験ですがビタミンCの効能にシミを取るというものも薬屋で売っている商品パッケージにも書かれていますので、10年ほど前に顔にシミがある女性の皮膚科医に聞いてみたことあります。その方は『あれ、インチキ』と一言だけの回答でした。

高価な保湿剤はおいて置くとしても、アトピーの標準療法はステロイドと保湿剤を使った対症療法ですから、やはりそれを基本においたアトピー治療をするべきなのでしょう。

 
■本レビュー 青山書籍 (2004/12)
 
 
 
■ブログ補足
11/24(火)に、これまで主に1ヶ月間、夜寝る前に使っていた保湿剤の白色ワセリンをやめてみますと書きましたが、引き続きワセリンを使い続けることにしました。今、私の皮膚には痒みも炎症もありませんが、乾燥肌で手指の皮膚が部分的に乾燥します。ワセリン(100グラム500円ほどで買ったもの)はまだ多く残っていますし、ワセリンは他の保湿剤に比べてベタつきがあるのですが寝ているので気になりません。手袋をはめて寝ています。
 
  
 

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