『アトピー性皮膚炎  正しい治療がわかる本』  古江増隆

カラーのイラストがあり分かりやすく、適切にバランスよく書かれています。
この本もテキストとして使いたいと思います。

冒頭で、唐突ですがとお断りがあり、アトピーはアレルギー疾患ではないと書かれています。アトピーになる人はアレルギー体質の人が多いのは事実ですが、アトピーになる人の2割ほどはアレルギー体質でなくてもアトピーを発症するとのことです。

アトピー性皮膚炎はアレルギー疾患というより、「なんらかの要因でおこる皮膚の病気で、アトピー素因がかかわる場合がある」というのが正しいのです。(p3)

ここでいうアトピー素因とは、アレルギー反応(血液検査)によって分かるアトピーになる要素ですが、持っている人が必ずしもアトピーになるとは限らないようです。こう書かれています。

とはいえ、アトピー素因を持っていても必ずアトピー性皮膚炎になるわけではありません。(p136)

冒頭は続き、アトピー性皮膚炎が起こる要因は、皮膚の弱さだと書かれています。皮膚が弱いため乾燥肌になり、それで炎症を起こし易いというのは私自身が体験したアトピーで実感します。

皮膚には外界の異物を体のなかに入れないようにする、あるいは体内の水分を外に出さないようにする「バリアー機能」が備わっています。たまたまそのバリア機能が弱い体質の人がいて、そういう人がアトピー性皮膚炎を発症してしまうのだと思います。(p4)

 
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基本は保湿、そしてステロイド外用薬による使用だと前半、本の半分ほどにわたり書かれています。ステロイド外用薬の量の目安が書かれていて、私は改めて初めて知ったのですが、ステロイドを塗っていても一向に長く改善しないという方は確認されると良いかと思います。

軟膏やクリームでは、チューブを絞って、大人の人さし指の先から第一関節まで押し出した量は、約0.5g。この量で大人の手2枚分(両手分)の広さが目安です。(p38)

保湿外用薬の使い方は、これも改めて私は知ったのですが、塗る前に皮膚を湿らせておくのがポイントだということです。
『シャワーや入浴のあと、5分以内』(p35)または、『入浴できないときは、霧吹きで皮膚にぬるま湯を吹きかけたり、市販の化粧水(刺激のないものを用いること)などをつけたりしたあとに塗る』(p35)
入浴した時に、アトピーの痒みがマシになっているのを感じませんか?

その原理を利用したのが、私がかつてから書いている今思えばステロイド外用薬を使わずにいささか無茶な方法で自身のアトピー性皮膚炎を治したのですが、皮膚を常時湿らすことだったのです。この方法も私は初めて知ったのですが、(外用薬と併用して使う方法として『ウェットラップ法』(p155)として存在していました。

ウェットラップ法とは、皮膚の保湿効果高める方法の1つで、皮膚のバリア機能の弱い重症・最重症の患者さんに行われることがあります。保湿外用薬やステロイド外用薬で治療をしているにもかかわらず強いかゆみがある場合、この治療を行うと、皮膚をかく回数が減るといわれています。やり方は、入浴して保湿外用薬やステロイド外用薬を塗ったあと、お湯かぬるま湯で湿らせた下着、手袋、靴下(衣類は包帯上の専用の布でできたもの)を着用します。その上から乾いた専用のを身につけて、2~3時間ほどその状態を保ちます。(p155)

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今、私は夜練る前に保湿として、薬を一切使わずこの方法をやっています。この方法は今までに私は知らなかったので、すごい発見だ!と実際どんどん回復していきますので驚いていました。私自身の経験からいえば、この方法は過小評価されているのではないかしら?と思ってしまいます。私自身はこの方法だけでは今のほぼ完治といっていい状態までには手指の皮膚炎は治らなかったものの、外用薬を使ったのはワセリンが今年1月(ひとつき)くらい、ステロイド外用薬が今年トータルで2~3回ほどしかありませんでした。

なぜ広まらないかと考えてみますと、まず私自身が劇的によく効いたとしても万人には当てはまらない可能性はありますが、誰も儲かりません。薬は売れません。儲からないものは宣伝されません。
アトピーに関するブログには、健康食品、化粧品などのアフィリエイト、あるいはブログランキングの宣伝でもありますがアトピー治療と称する情報商材を売り出しているものがあります。今、私がこのブログを書いていても何の儲けにもならないわけです。

振り返って、なんでこのアトピーに関するブログを書いているのかと言われると、自分でもよく分かりません。

 
■本レビュー  法研 (2008/10)
  
 

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