今週を振り返って 2

アトピーに悩まされている方はせっぱ詰まっており、ともするとどんな方法でもいいから、民間療法でもいいからとにかく治して欲しい、という心持ちに至るものかもしれません。

アトピーの標準療法を単純化してしまうと、
①症状に応じてステロイド外用薬を使って行く。要は火消しですね、ステロイドは。
②ワセリンに代表される保湿剤で荒れた皮膚を保護する。
 そうすると酷くても、1月するかしないかのうちに大分改善されます。

③そしてアトピーの人は皮膚が荒れやすい体質だから、②のようにスキンケアを程度に応じて続けて行く。アトピーは自然治癒していくものだから、段々よくなっていく。

以上を、適切にやっていますか?
私の体験と、竹原和彦ドクターの本を照らし合わせていくと以上に集約されるはずです。

アトピーがおこる原因は、今のところよく分かっていないようです。元々アトピー性皮膚炎の語源がギリシア語の奇妙な、とらえどころが無い、という意味で(1933年にアメリカで提唱された)、その語源のとおり今もそのようです。

アトピー性皮膚炎に関して、私自身のアトピーは毎日寝る前にワセリンを塗っている程度のスキンケアは続けているものの、今の日常生活をおくる上で特に皮膚荒れはなく過ごせています。それでアトピー(標準)治療の詳細は、ステロイドをどのように症状によってまたは部位によって例えば私にはなかった顔の部位は、どう使い分けるかなどは興味がないことはないのですが、特に私が必要に迫られているわけではないのであまり気にしていません。手にとった本に書かれていれば読んでみようかという程度です。

アトピーは難病ではなく、原因はよくは分かっていませんが、適切な標準療法をやっていれば改善そして治っていくということですね。

私が医師になったのは1979年、今から20年以上前のことである。その当時アトピー性皮膚炎は、皮膚科医にとっても患者にとってもごくありふれた病気だった。
(p.v 冒頭 『こうして治すアトピー』 竹原和彦 2002年 岩波書店)

それは今もそうですね。

今の私の興味は、アトピーをとりまく玉石混合にあふれた情報に向いています。気になります。もし適切な情報を持って実行していれば、私が十年以上も手指の皮膚荒れのアトピーに悩まされることはなかったと思うからです。そしてアトピーの標準療法そのものの考え方自体は私が見て経験する限り難しいものではなく、それについて書いていくと多分繰り返しになると思います。でも大切なことだから、それも良しかなとも思います。

今はアトピービジネスのマーケッティングもどうやらあるようですので、あの手この手で購買意欲が注がれるようになっているのでしょう。アトピーでない人からすると別に必要ではありませんが、アトピーの皮膚荒れ、あるいは痒みに悩まされている必要を喚起される人からすると魅力的に映るのでしょう。

冷静になって考えてみれば、なぜ500円玉を回しただけで体質がわかるのか、また講習会なるものでどうやって「マイナスイオン」に変えるのか、いくら考えても理解不能だが、もともとアトピーという言葉の語源こそが「ワケわからん」という意味なのだから、徹底的にワケの分からないものであればあるほど治るような気がしないでもない。また、健康食品代1万円よりも、よくわからない「イオン交換料24万円」のほうが安いような気もする。なにしろイオンを交換するのだ。そのうえ料金が高ければ高いほど、これで治る、という期待も高まる。
(p141 『アトピーの女王』(雨宮処凛 2002年 大田出版)

 
 
 

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