基本に戻りませんか

私が医師になったのは1979年、今から20年以上前のことである。その当時アトピー性皮膚炎は、皮膚科医にとっても患者にとってもごくありふれた病気だった。
(p.v 冒頭 『こうして治すアトピー』 竹原和彦 2002年 岩波書店)

私の経験では、実際に役に立ったのは、アトピーの標準療法の考え方でした。つまり適切に、症状に応じて、ステロイド外用薬と保湿剤を使うことです。適切な使い方をすれば、そして使い続ければ、アトピーの皮膚荒れが酷い人は随分と概観、痒みともにマシになると思います。(ただしアトピーの人は、皮膚そのものが弱いので、短期間で完全には治らないでしょう。これも私が経験したし、竹原ドクターの著書にも書かれているのですが、そのうちに、段々と自然寛解へと向かうでしょう。)

私は7年ほど前に調剤薬局で、皮膚科の処方箋通りに調剤したこともありますが、ただ薬を揃えているだけでした。その時に私はアトピーで、周囲の同僚の薬剤師も知っていたのですが、アトピーの標準療法自体を彼らから聞いたこともありませんでした。でも患者さんには、薬剤情報提供料を保険点数からとっていました。その当時は210円かその位だったと思います。私はうろ覚えですが、薬局の受付事務の方などされていた方などもご存知だと思います。

今はどうかは私は皮膚科に行っていないので分かりませんが、ドクターは標準療法の説明は十分に説明されていたかは、10年はもう経っているので私の記憶が定かではありません。覚えていません。実際に覚えていればその情報を役に立てていて、アトピーが15年以上長引かせ悪化させることもなかったと思います。ただ、そのことについて尋ねれば、お話は聞けたと思います。特に的外れな情報でもなく、ごく標準的なもの、つまり適切なアトピー標準療法の考え方ですね。

これは私の推定ですが、皮膚科が混んでいると俗に言う『3分診療』のような短時間にならざるを得ないし、薬は同じかあまり変わらない薬をもらって結局は帰ることを繰り返せば、医師と患者の双方は薬の使い方はもう分かりきったことと思っているのではないかと。つまり外用薬の塗布量が不十分だったり、毎日きちんと薬を塗っていなかったり。あと、これが大きいように思いますが、混乱したアトピー情報に縛られていたり、悩んでいたりしないか?

10年以上前は、まだ調剤薬局が今ほどなく、医院の受付で薬をもらっていました、私は。まあ、その方が値段は安いのですが。今は知りませんが、当時に比べると薬は処方箋を持って外の薬局でもらうことが多いように思います。これも今は知りませんが、先ほど書きましたように、同僚の薬剤師の中には年齢が30代、40代、50代もいましたが、私のアトピーについて薬の使い方を教えてもらったことは皆無でした。

薬局の主収入源としてのみ考えると、私のおぼろげな記憶では、まず皮膚科の外用薬は内服薬とは違い保険点数が安かったと思います。ただし処方箋でドクターの指示が、2つ以上の外用薬を混ぜるとなると(たとえばリンデロンとワセリンを混ぜる)、点数がまた別に取れました。でも、混ぜるのが手間なんですね。それで機械的にひたすら、・・・表現が良くないかも知れませんが、右から左へと薬を移動させて、つまり患者さんに処方箋記載と間違いなく手渡せば、それで経営者の側からするとOKなわけですね。回転すれば。

ちなみに私がかつて勤めていた所は、自動販売機でタバコも売っていました。経営者はヘビースモーカーで体型は今で言うメタボ(メタボリック不全症候群?でしょうか、略さずに言うと)体型で、薬剤師ではありませんでした。つまり薬については知らないわけです。こう書くと経営者を誹謗中傷するような印象がひょっとしてあるかも知れませんので、彼の名誉のためにまた書くと、ヘビースモーカーでそういう体型の人は薬剤師にもいました。この話題、アトピーとはあまり関係ないかもしれませんね。

基本に戻って、もう一度考えてみませんか。

しかし繰り返して言うが、アトピー性皮膚炎は決して難病ではない。(p4 同上)

 
 
 

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