アトピー標準療法

日本皮膚科学会 『アトピー性皮膚炎治療ガイドライン』 の委員であり、金沢大学教授の竹原和彦氏の著書『こうして治すアトピー』(岩波書店)の最初の20ページほどに集約されております。

■まずアトピーのとらえ方

しかし繰り返して言うが、アトピー性皮膚炎は決して難病ではない。体質や環境が大きくかかわっているため、症状や治療の効果がひとりひとり異なるものの、どんな病気なのか、どんな症状が出るのか、どんな治療が中心になるのかは共通している。(p4)

■原因

アトピー性皮膚炎の原因については、いろいろな考え方があり、いまだ十分に解明されたとはいえない。(p8)

しかしながら、この病気を純粋なアレルギー反応としてのみとらえることには無理がある。(p8)

■標準治療

アトピー性皮膚炎の患者さんが真に苦しんでいるのは、その炎症症状そのものであり、治療のスタートは皮膚の炎症を抑えることになるはずだ。(p11)

アトピー性皮膚炎標準治療が、ステロイド外用薬の適正使用が中心であることは世界中の皮膚科の教科書に共通して記載されている事実である。(p12) →巷では色々と悪者にされている『ステロイド』ですが、一旦こういった偏見は置いておきます。

私は外来で、アトピー性皮膚炎の治療とは、皮膚炎症に対する消火活動であるとして、次のようにたとえて話している。(p13)

・タバコの火 — コップの水 —  弱い(weak)

・たき火の火 —  バケツの水  —  おだやか(medium)

・台所の火  —  消火器 —  強い(strong)

・家の火事 —  消防自動車  —  とても強い(very strong)

・大爆発を伴う火災 —  消防団  —  最強(strongest)

 

*********************************

→それでも、

ステロイド外用薬が効かない、という方に

次の4つの場合が考えられる

①症状に合った薬が使用されていない

②十分な改善がない状態で治療の中止を繰り返している

③必要な量が塗布されておらず、本来の外用薬の効果が発揮されていない

④十分に炎症が沈静化されていない状態でステロイド外用薬を中止した結果、急性増悪=「リバウンド」が起きている

(p15)

 

 

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